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"Death Proof" 試写

2007.08.23 (Thursday)


タランティーノ新作「Death Proof」試写、月島のスタジオにて。

昔アメリカにあったB級映画を数本立てで上映していた、猥雑なグラインドハウス仕様にわざとしてある。フィルムが痛んで飛んだりループしたりモノクロになったり切り取られたりする感じ、本編前のCMまで...凝っている。何かをマイナスすることで強調する部分をつくる、というのは、「-MONOPHONIC-ENSEMBLE-」制作者としてツボ。でも、何気に時代設定が今なのが笑える。思いっきり60-70年代風のバーで携帯メールを打っていたり、モノクロのシーンでiPodを触っていたり。100年後観る人はおかしさがわからない(笑)。あと、会話のシーンをわざと長くして退屈させる感じも、B級ぽさ狙いだ。とにかく細部まで凝りに凝っている。

しかし、そんな「側」は置いておいて、となるのが凄みだ。中身でも当然楽しませてくれる。まず、カート・ラッセルって!巧すぎる。いいところに目を付ける。(次作はニコラス・ケイジとソフィア・コッポラに恋をさせるとかどうかな。悪趣味!)そのラッセル演じる女の子を車で殺すことに快感を覚える手の付けられない変態野郎が、最後ボッコボコにされるすがすがしさ。普通の映画の5倍位のパンチとキックを繰り出しているのは、復讐しているギャルグループではなくて、確実に観客だ。

タランティーノってとにかくコンセプチュアルだ。企画から脚本まで人と話すことで練り上げるんだろう。結果、こんな映画っていうのをキャッチーに話せるものになっている。そして、暴力性が恐怖心の、マッチョさがひ弱さの裏返しであることをよく知っている。ここら辺が好きだ。脚本にパワーのある「パルプ・フィクション」のような作品もまた観たい。

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同行者がみんな都合悪く一人で行ったが、さすがにもんじゃ屋には一人で入れない。寿司屋とかは全然大丈夫だけど。月島に行ってもんじゃを食べないのは、南太平洋の島で海に入らない、もしくはアルプスで脱がないようなものだ?-->

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