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そうであるがゆえに
2009.02.07 (Saturday)
1週間で3曲まとめてアイドルのリミックス。
パツンとした若さは、それだけですごい。
ということがわからないから若いことは素晴らしい、というパラドックス。
早く仕事を進めないといけないのに時間を無駄にしたくなる、つむじ曲がり。
世の中は、「そうであるがゆえに」という逆理で満ちている。
矢は永遠に的に当たらないのである。
「Elis & Tom」は僕の5枚、いや3枚のベストアルバムに入る。
無意味にウェットなReverb処理は嫌いだけど、このアルバムのそれは足下を浮かせないと成り立たない幻想性に適ったものだ。
これに収められている「Pois é」(そうであるがゆえに)。
目をつぶっているのか開けているのか、この集中力。
惚れ惚れするほど、格好いい。
2時間の映画よりこの1分48秒が物語る曲折。
共有することを、否応なしに委ねてしまう。
オーバードーズに陥らざるをえなかった、彼女の運命的な穎才を想う。
差し引きゼロになるように与えられたものだとしたら、鑑賞する僕達に対して残酷すぎる。
彼女が選べたことは、多くはなかったのだろう。
