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スラムドッグ$ミリオネア

2009.03.26 (Thursday)

ベースが音楽を決める、と言っても過言ではない。
ジャンルを決める半分位の要素は、その楽器が担っている。
明確なベースラインは、きく人に「ああ、この感じ」と、その音楽の方向性をクリアに示し安心感を与える。
それと引き替えに色んなファクターを限定してしまい、その音楽が持っていたかもしれない潜在的な可能性を失う犠牲を伴う。

ざっくり言うと、ポピュラー音楽にはベースが明確にあり、所謂エスニック音楽にはそれが希薄である。
後者の不安定感や不慣れ感は同時に刺激や自由に繋がっていて、爽快感に昇華することもある。

この映画の音楽をききながら、そんなことを考えた。
それは映画全体にもリンクしていて、ストーリーは早めにわかっても展開が読めないところがあって、最後まで飽きさせなかった。

人生に無駄なことはない。
プレイスレスだからこそ大金博打を軸にしているのが、逆説的で面白い。

スラムの貧困や不潔さは、いくつも濾過フィルターがかかっているように見えて強烈さはなかった。

「It's written」の訳は「運命だから」となっていた。
とてもインド的な表現だ。
補足すると、「It's written (on the Akashic Records)」ということになるのだろう。

4/18公開
スカッとリフレッシュしたい人はぜひ!


試写させていただいたGAGA社より。東京ミッドタウン34F。
Gerry Mulliganが似合いそうなスモーキーな夜景。

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