告白
話題作の多い中島哲也監督だが、初めて拝見。
この作品に限って言えば、ラース・フォン・トリアーのアメリカ3部作(と言っても「ドッグヴィル」「マンダレイ」2作)を思い起こさせた。
リアルでなく、舞台のようなセットや照明による教室の密室感。屋外や家のシーンでも、雑多な要素を省いたシンプルな画面構成になっていた。
不条理や空虚、非現実感をフォーカスする狙いは成功していた。
時間軸や話し手が交錯する構成も、独特でありながらストーリーに必然性が感じられる要因になっていた。
また、湊かなえの女性原作だが、男性の中島監督によりエンターテインメント性が高まっていた。
役者の中学生との対話によって「作られた」シーンも多かったのではないだろうか。冒頭の、教師と生徒の無視のし合いのような教室の様子など。時代感のようなものは僕はあまり信用しないけど、確実に「本物の」そういうものが入って合理的に思える部分があったと思う。
男性的な悪のりなユーモアが、ドロドロしたシーン(宣伝では抑えられているが、かなり血みどろ)のバランスを取っていた。木村佳乃演じる「ママ」が、殺害用の包丁を選び直すシーンなど。
松たか子、岡田将生の演技も、よく統率されていてよかった。コンプレスされたメディアでのイメージが吹き飛ばされ、本気が見られる。
Radioheadは違和感あるかと思ったが、低くループするようなサウンドトラックとともに画面にしっくり馴染んでいた。
良し悪しを簡単に受け付けない程の作品にまで高めた中島監督の独特さは必見。
6/5公開。
my winter desktop2
grab them if you'd like.
Permalinkmy winter desktop
..if you'd like
よければどうぞ。
took here in 2008
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燃やせるという無意識
某誌の記事を書いた。
ボサノヴァの代表曲を挙げ、MIDI化し、コードを表記し、シーケンスソフトのピアノロール画面をキャプチャーし、それがどういう体系に基づきどう機能しているか文章で解説する。それを10曲。
分量も多いが、慣れない仕事で時間がかかった。
担当編集者が間違いが多く困った。
送ったものと違うコードや画像になっていたり、間違った日本語になっていたり。
訂正しながら編集も進められ、前は正しかった部分に随時間違いが加わる。よって、訂正版が届く度全てを見直す必要がありさらに時間を取られた。
こういう仕事はどういう風に進めたらいいのか、執筆仕事に不慣れな僕にはわからない。
それが本題ではなくて、この修正作業中に面白いことに気付いた。
前から薄々思っていたことだが、PC画面で見るのとプリントアウトして見るのでは間違いの見付けやすさが全然違う。
画面に映っているものは魔法がかかっているようで、正しい前提のような面構えになってしまう。
紙にしてようやく素に見える。
この二つのメディアに横たわる溝は何なのか?
言うまでもなく、直接書き込み、消し、付箋を付け、破り、貼り付け、丸め、捨て、拾え、なんなら燃やせるのが紙だ。
PC画面上でも編集は当然できるが、アプリ上からのフィルターを介した間接的なもので、ましてや物理的な作用は加えられない。
この違いは、支配感に繋がっていると思う。
自分が直にコントロールできていないものに間違いが含まれていてそれを訂正する、という意識は自然には持ちにくいのではないだろうか。
そこで僕が不安に思ったのは、AmazonのKindle、フランスの出版社EditisのEbook、Appleが間もなく発売予定のタブレット等で読む時、本に比べてそこに書かれていることに客観性や批評性を持ちにくいのでは、ということだ。
同じ内容でも、正しいことが書かれていると錯覚を起こすような、印象の違いを生じさせるような隔たりがあるはずだ。
利便性やエコな観点から、利点はよくわかる。
紙に愛情を持つことも、「たった」紀元前2000年のパピルスから続く習慣による幻想かもしれない。
しかし、直接熱エネルギーを加えられるという無意識は大切な気がする。
使わぬ前から、空虚だと言い切ることも易し。
そこら辺を自覚し、新しい記憶媒体に接したいと思った。
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記事で取り上げた1曲「Por Causa de Você」を含むアルバム「Canta Para Você Dançar」。
たった29歳で亡くなったDolores Duran。
この曲は、まだ無名だったJobimが書いている。
Have a nice trip, 2010

(ship created by Takao Nakagawa)
late pics
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my jogging course.
the gradation of winter sunset is tremendously beautiful.
sometimes i run with absorption and ranges of visibility and hearing are coming to narrow. that's not a bad feeling. and it alleviates a stiff neck.
ジョギングコース。
冬の夕焼けグラデーションは恐ろしく綺麗。
走っているとたまに、視界も音域も狭まって自分だけの世界に入ったような感覚になる。これが気持ちいい。そして背中の凝りも解消。
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bought for live to be a cheap role, at an auction site after a long interval. but it was broken.
it mysteriously occurs when i don't have attachments for articles.
luckily a seller returns money immediately.
but i purchased an another instrument for i couldn't withdraw the heat.
ライブのチープ担当用に、久々オークションで買ったら壊れていた。
不思議に、愛情なく買うとこういうことは起こる。
出品者がすぐ返金してくれてよかった。
引っ込みがつかず、別の機材を買ってしまった。
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at an accustomed restaurant.
it might be wasteful because i had a cold. but it was to be the last to be there in this year. so..
行きつけにて。
風邪気味でちょっと勿体なかったけど、今年ラストかな、と奮発。
pics
1.
inutil paisagem at my hometown, takarazuka
無意味な風景、帰省時に
2. 3.
comme des garcons
面白いと思ったもの、ビートルズと組んでいるのはよくわからなかった
4.
i'm not her father though
こんな子がいたら外出はできまい
(キスマーク付き!)Clare & the Reasons "Arrow"
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ヴォーカリストとしても作曲家としても大ファンの、Clare Muldaur Manchon率いるClare & the Reasonsの新作「Arrow」のCDとSong BookがNew Yorkから届いた。(キスマーク+サイン付き!)
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僕の新作「Children's Songs 2050」の「The Rainbow Connection」に参加していただいている。
経緯。この曲のことは追々として..
全然知り合いでもなかったけど、コンタクトを取って共演でき親しくなれる、というのは純粋に嬉しい。
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親愛なるクレア。何度も言っているけど、「レインボウ・コネクション」の素晴らしい歌、ありがとう!
「Arrow」きいたよ。すごいと思う人に対していつも感じるのと同じ感想を持ったよ。つまり、変わり続けるけど変わらないってことだ。
歌声ももちろん好きだけど、作曲能力にいつも驚くよ。悲しすぎておかしいような、おかしすぎて悲しいようなメロディ。展開の読めない冒険的な構成。視点を外部(今回だと、蜂や祖母)に移して描く歌詞にも、とても共感するよ。都会的に自分たちの存在を俯瞰していることが、いつも最高にクールだと思うんだ。
その辺りは「The Movie」から変わらず素晴らしいけど、よりフェイク感が少なくストレートでリアルな印象になったね。音の「矢(Arrow)」がまっすぐに飛んできて、僕の心臓を射貫き、「やられた」と思ったら不思議に前より元気に生き返っていたよ!
安田寿之(4thアルバム「Children's Songs 2050」収録「レインボウ・コネクション」にて、Clare & The Reasonsをフィーチャー)
Permalinkアトリエブラヴォ、中川貴雄さん
あるディレクター(名前を出しておられないようなので匿名)に誘っていただき、ここのPR映像の音楽を3曲制作。
ほとんどボランティアだけど、障害者の自立支援という活動趣旨に賛同し。
静かだけど熱が感じられるようなものを目指す。
対価で言うと全く時間はかけられないけど、手を抜けないというよりは、思い付いてしまったアイディアはかたちにせざるを得ないので、相応の時間はかかる。
結局は自分に返ってくることだとも思うし。It serves me right.
「Children's Songs 2050」ジャケットのイラストを描いていただいた中川貴雄さんに会いに、グループ展へ。
なりゆきサーカスの展覧会 −其の壱−
会場:ペーターズギャラリー 〒150-0001 渋谷区神宮前2-31-18 TEL.03-3475-4947
会期:2009年10月30日(金)〜11月4日(水)期間中休み無し OPEN 12:00-19:00
電話とメールで進行したので初対面だったが、作品のイメージそのままの方であった。
僕は音楽でも絵でも「作風」の好みはあまりなくて、作品に人柄が滲み出る正直さが好きなのだ。
原画を前に色々質問し、少し冗談を言う。
春から自分を探求するため距離を置いていた「こちら側」へ馴染む、リハビリのような感覚も。
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絵から抜け出てきたかのような、ピンクの船を購入。
早速テーブルに飾ると、エキゾチックな船旅に出たくなった。
ジグソーパズルのジャケット
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11/25発売4thアルバム「Children's Songs 2050」、のべ15カ国の15曲なので、ひとつタイトルか写真を入れれば4*4=16になる..
と思いつき、万国旗のジグソーパズルのジャケットにした。
ありそうでなかったのでは!
イラストは、作品を拝見してビビッと来た中川貴雄さんにお願いした。
前から変わらず思っていることだけど、CDが売れない売れないと言っていないで、そのメディアを選択したならアートワークやブックレットで手に取ってもらえる工夫や努力をすべきである。
少し逸れるが、AmazonのKindleやEditisのEbook Visionにはとても将来性を感じるけど、これも音楽のデジタル配信と全く同じで、本の装丁が好きな僕は両方使うことになると思う。
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